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| 2004/01/09掲載 |
| 【アテネへ、女子五輪予選も日本開催に】 |
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アテネ五輪の最終予選、日本の入ったグループが3月にUAE、日本の2カ国で集中開催されることは周知の通り。
そして、3月の男子に続いて、女子のアジア予選も日本で開催されることが決定した。期間は4月18日(日)から26日(月)まで。会場や組み合わせ抽選会の期日は、調整中の段階であるが、1996年のアトランタ五輪以来、2大会ぶりの五輪切符を目指す日本にとっては、大きなアドバンテージとなる期待が膨らむ。
アテネ五輪における女子サッカー。アジアの出場枠は、わずかに2つ。予選に出場する12カ国を3チームずつ4つのグループに分けてリーグ戦
を行い、各組1位が準決勝へ進出。この準決勝で勝った決勝進出の2チームに、アテネ五輪への出場権が与えられる。
昨年のW杯予選をアジア4位で通過。メキシコとのプレーオフを勝ち抜いて何とか4番目の切符を手にした日本にとっては、厳しい戦いが待ち
受けている。
日本は北朝鮮、中国、台湾とともに第1シードとなっており、アジア屈指の強豪中国、そして昨年のアジア選手権で0-3という完敗を喫した北朝鮮とも同組となることは避けられた。だが、台湾が第1シードに入ったことから、昨年のW杯にも出場し、W杯予選を兼ねたアジア選手権の3位決定戦で日本に引導を渡した韓国は、シードされなかった。
日本が懸念するのは、韓国が同組に入るのかどうかとなる。
昨年、アメリカで開催された第4回FIFA女子W杯には、アジアから日本を含めて4チームが出場。グループリーグを突破して準々決勝まで進んだのはロシア、オーストラリア、ガーナと同組だった中国だけで、現アジア王者の北朝鮮と韓国は、日本と共に3戦で姿を消している。
とはいえ、中国の入った組が、日本や北朝鮮と比べて楽だったのではないかという指摘も、あながち的外れではない。日本は図抜けた力を発揮して優勝したドイツに4位のカナダとも同居し、北朝鮮も優勝候補筆頭だったアメリカと準優勝のスウェーデンがいる組に入っていたことを考えれば、組み分けによってはアジア勢が早々に全滅した可能性も高かった。
昨年のアジア選手権では、北朝鮮が中国を破ってアジアの勢力図を書き換えた。但し、中国はSARSの影響により開催地が変更されたものの、元来のホスト国ということで、W杯への出場権をすでに持っていた。
一方、W杯出場権を得ることを目指して強化してきた北朝鮮の方が、大会に対するモチベーションは上だったという見方もある。
いずれにせよ、アジアの2強はこの2カ国で間違いなく、日本も恐らくどちらかの国を倒さないことには、アテネへの道が開けないだろう。
そして、男子に劣らず日本を相手にすると闘志をさらに燃え上がらせる
韓国も、大きな壁となる。W杯では1得点11失点で3戦全敗という屈辱を味わった韓国だが、昨年の日韓戦では1人退場するというハンデを背負いながらも日本を破っている。かつては日本女子代表が韓国に負けることなど考えられなかった時代もあったが、それも今は過去の話となっている。
それでも、北朝鮮、中国との実力差を現実的にみれば、準決勝で韓国と当たることが、日本には最も望ましい形だろう。
日本は、昨年のW杯で貴重な経験をした。アルゼンチンに大勝し、ドイツには世界トップの実力を肌で思い知らされた。そして、カナダとの対戦では、ボール支配率で上回りながらも、不運なゴールと判定によって涙を飲んだ。
グループリーグの3試合で1勝2敗という結果でありながら、山本(田崎)、宮本(伊賀)と2人の選手がプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたように、決して内容的に手も足も出ない状態ではなかった。両翼を使ったワイドな展開から、澤(元アトランタ)や大谷(田崎)を軸にして素早くゴールへと迫る形は、世界の舞台でも通用していた。
メンバー構成やフォーメーションは、W杯の時と大きく変わらないはず。
上田監督も、これまでのメンバーに一部の肉付けを変えるぐらいしか考えていないと思われる。最終ラインに大部(YKK)、中盤の舵取り役が酒井(日テレ)と宮本。攻撃の全権を澤に託し、今季のLリーグで大爆発を見せた大谷を得点源とする形は、かなり成熟したものとなっている。
Lリーグの覇者、田崎の白鳥や柳田、日テレの戸崎などが代表入りする可能性もあろうが、基本となるスタメンの布陣は不動に近いものがある。
W杯での高評価から他国も日本に対する警戒を強めていると思われるし、1日おきにプレッシャーのかかる試合が続くことで、肉体的な疲労やストレスも相当強くなって来るだろう。
だが、昨年7月の蒸し暑い国立競技場を思い返して欲しい。
最後の切符をかけたメキシコとのプレーオフでは、12,743人もの観衆が
後押しして、日本はW杯出場を決めた。
初日こそJリーグの開催日と重なっているが、あとの日程はA代表が欧州遠征に行くために、J1の試合とは重ならない。会場の選定はこれからであるが、平日の試合も多いので、出来るだけ沢山のサポートを得るためにも、大都市にある会場を選んで欲しい。通勤、通学者のアクセスなどを考えれば、長居や国立などが良いのだろうが、キャパシティによる圧迫感を生み出すためには夢の島や西が丘、三ッ沢といった辺りも候補にしてみたい。
日本も例外ではないものの、観衆が少ない中でプレーすることが日常となっているライバル国の選手たちにアウェーの雰囲気を体験させることで、男女揃っての五輪出場が近づいて来るのではないか。
日程からして、メキシコ戦ほどの集客は望めないかもしれないが、一人でも多くの声援が真のホームスタジアムを作ることに変わりはない。
ホームで試合を行なう利点を作れるのかどうかは、個々のサッカーファンが足を運ぶかにかかっていると言っても過言ではないだろう。
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著者:らいてぃー
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