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週刊サッカーダイジェスト 95年1月4日 第247号掲載
今年のJリーグアワードについて
 
今年のJリーグアワードには、まったく納得がいかない。
まず第一に、功労賞についてだが、リネカーの受賞にはどういう意味があるのだろうか。
世界的名声を持つ選手が、日本のチームに籍を置いただけで功労者と呼ぱれてしまうのか?
確かに、ジーコとは違い自国でもトップレベルを維持していた選手がW杯にも出場したことのない国でプレーするということで、Jリーグに世界の注目を集めることができた。それは彼の決断のおかげである。

しかし、選手の意識改章を行ない、2部だったチームを育て上げ、出場した試含では多くのマジツクをみせてくれたジーコとは同列にできないと思う。
度重なる怪我による長期離脱という点はあるが、みせてくれたプレーの質、チームに対して与えたプロ意識や技術・戦術的な向上といった点に関しても、現在の両チームの状況をみれぱ、貢献度の違いは火を見るより明らかである。

本当の功労者というのは一体誰のことを指すのかは、皆が分っているはずだ。
第2に、ベストイレブンの選定についてだが、これが本当にベストなのかと疑問符をつけたくなる。得点王のオルデネピッツが選ばれず、終盤サブに甘んじていた武田が入り、咋年より明らかに冴えがみられなかったビスマルクも選ぱれている。

広島の1STステージ優勝の原動カとなった森保、風聞。日本屈指のアタッカーに成長した前園らはノミネートだけに終わった。確かにV川崎の選手たちはスキルも高く、優勝という結果を残しているが、華やかで強いチームにいるためにマスコミなどの評価がプラスアルファとなってしまっているのではないだろうか。
ベストイレプンというのは、あくまでもそのポジションで高い実力を発揮した者が受ける栄誉であって、強いチームを構成した者が受けるものではないはずである。
この点からすると、11人を選ぷ基準というものを選出する側がどう捉えるのかにもよるだろうが、V川崎から7人が選ばれたというのは、私には多いように感じてしまう。


著者:らいてぃー 

 
 
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