入替戦導入について様々な意見が出ているが、反対側がその根拠として「JFLはブロ・アマが混在している。」ことなどを挙げている。だからといって、ただでさえチーム数増加によるレペルの低下が叫ぱれる中、Jリーグを20チームにまで拡大するという馬鹿げた提案は引っ込めてもらいたい。
日本のレペルでは、トッブリーグに20チームも必要ない。
現に1年目、2年目で首を切られる還手が多いということは、ブロのレペルまで達していない還手を多く抱え過ぎていることの証明である。
Jリーグ創設の目的は、日本サッカーのレベルアッブ、そしてW杯への出場ではなかったのか。
チーム数増加が明らかにリーグのレベル低下を招いているのに、それを助長するというのは、正に「木を見て森を見ず」の行為である。
このまま20チームにまで拡大しても、JSL時代と変わらぬレペルの試合をみせられたのでは、スタンドの風景までもがJSL状態に逆戻りしてしまうだろう。
ファンは色々なチームを見たいのではなく、レベルの高い試合を見たいのだ。このままレベルの低い試合を増やしていくのは、ファンに対する裏切り行為である。
2部に落ちなくとも内容が悪ければ、スタンドはガラガラになるということを径宮側は既に今年のリーグや天皇杯で実感できたはず。
それとも、まだ努カもなしに客が入ると思っているのだろうか。
経営状態を良好に保つ一番の薬は、観客を魅了する試合である。
そのことを第一に考えるのなら、つまらない試合を増やすことには賛成できないはず。
競争原理も働かない“ぬるま湯リーグ”で育つ選手を、いくら集めても
W杯予選を勝ち抜けるチームが出来るわけがない。そのためにもチーム数増加ではなく、減少を図ることが必要なのではないか。
チーム数は、開幕当初と同じ10チームで十分である。
プロ・アマが混在する現在のJFL組織が気にいらないと言うのなら、来年度はリーグの成漬により、11位以下は2部降格とし、現在の準会員(神戸、仙台)を加えて8チームで2部リーグを構成すればよい。
純粋にプロチームだけによる1部・2部構成となれば、構成組織への文句も言えないはずである。
経営的には2ステージ制を復活させれぱ問題はないし、カッブ戦では、1部と2部の対戦がかえって興味を引くものとなるだろう。
例え2部に落ちたとしても、浦和や鹿島のように地元の熱意に支えられたチームであるなら大幅に観客数が落ち込むこともないだろう。
逆に最近のフィオレンチーナのように、1部復帰を目指してより大きな声援を受けることもあろう。
そして入替戦の方法だが、1部は前後期のそれぞれの最下位は自動降格とし、他に年間のトータルで成績の悪かったもう1チームを入替戦の対象とする。
もちろん、前後期の最下位が同じ場合は、トータルの成績によって入替戦の対象を決定する。
2部はチーム数が少なくなるので、3回戦もしくは4回戦の総当たりとし、1位・2位は自動昇格。3位のチームを入替戦の対象とする。
その入替戦はホーム・アンド・アウェー方式で行う。
また、2部の下位チームも福島、大分などこれから準会員申請を行うチームとの入替戦を各チームの準会員申請後こ行うこととする。
これにより、Jリーグは正会員による1部・2部制をとり、JFLはアマチュアチーム主体という形となる。
以上のような策をとれぱ、来年のJリーグはこれまでに無く白熱した試合が数多く期待できるであろうし、今年のような「正に消化試合」という内容のものがなくなるだろう。
「16分の10」という条件の中での戦いは厳し過ぎるかもしれないが、それぐらいの厳しさが今のJリーグには必要だろう。
「Jリーグには消化試合はない」という言葉だけが一人歩きし続けるのは御免である。